ICL(眼内コンタクトレンズ)の治療の流れ

まずは事前の無料適応検査から

手術の精度、満足度をより高めるために最も重要になるのが、手術の前に行う適応検査です。当院では国家資格を持った視能訓練士が9項目にわたる詳細な検査データを測定した後に、その結果をもとに状態を判断し、検査を通過された方のみ、一人ひとりに合わせた手術プランを決めて手術を行っております。

治療までの流れ

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STEP1_インターネットで予約する女性

無料適応検査のご予約

ホームページからメール予約、またはお電話でご予約が可能です。お客様のライフスタイルにとって最適なプランを提供するために、まず事前の適応検査予約が必要です。 また、当院は予約制ですので、お電話か専用のフォームから適応検査のご予約をお願いいたします。

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STEP2_適応検査イメージ画像

適応検査の実施

安全性や、手術の精度、満足度をより高めるために最も重要になるのが、手術の前に行う適応検査です。当院では国家資格を持つ眼科検査員が9項目にわたる詳細な検査データを測定した後に、その結果をもとにまずは安全に手術できる状態かどうかを判断します。

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STEP3_カウンセリング風景

眼科専門医による診察

担当医師より検査結果をもとに、お客様へ最適なプランをご案内させていただきます。疑問や不安などがありましたらお気軽に医師にご相談ください。

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STEP4_レンズの画像

お客様に合わせたレンズの用意

視能訓練士による適正検査、眼科専門医による診察からお客様の目の状態に合わせた最適なレンズをご用意させていただきます。
条件にあったレンズが当院に届くまでには、在庫状況によるものの、通常1〜3ヶ月ほどかかります。

step5
STEP5_手術前の準備

手術前の準備

手術3日前から点眼を一日4回行います。
この点眼は殺菌作用と術後感染症予防の為です。

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STEP6_手術の当日に再検査

手術当日に再診察

レンズが用意でき次第、ご都合がよいお日にちに合わせて手術を行います。また、手術前には担当医師により前回の診察時と眼の状態に変わりないか再度検査をし、問題がなければ手術となります。

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STEP7_手術前の点眼麻酔

手術前の点眼麻酔

手術開始30分前から点眼麻酔を数回行います。
現在、眼科手術のほとんどが点眼麻酔のみで行われています。
手術前から数回に分けて麻酔を行う事で眼表面の麻酔をしっかりと効かせることができます。

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手術の実施

平均片目15分。
以下の流れで手術を行います。

  • 手術の流れ1
    点眼麻酔と散瞳剤を点眼します。
  • 手術の流れ2
    強膜と角膜の境目を数ミリ切開します。
  • 手術の流れ3
    レンズを挿入します。
  • 手術の流れ4
    レンズ位置を調整し、虹彩と水晶体の間で固定します。
  • 手術の流れ5
    点眼で瞳孔を縮めて終了です。
平均片目15分
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STEP9_術後

術後

術後30分程度、安静にしていただきます。
眼がしみる感じや、まぶしさを感じる場合がありますので、お気をつけてお帰りくださいませ。
(※入院は不要です。)

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STEP10_医師の検診イメージ

術後検診

術後は手術翌日、翌々日、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、 6ヶ月後、1年後にご来院いただき、目の状態やお客様のご様子などを診察、検査させていただきます。何か不安なことがあればお気軽に担当医師までご相談ください。
※手術後の経過によって、検診の回数が変わることがあります。

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STEP11_北村医師の写真

アフターケア

ICL(眼内コンタクトレンズ)は、再手術保証が3年間ついております。保証期間中であれば、回復した視力が再び近視の進行によって低下した場合、追加費用なしで再手術が行えます。また、術後1年間にわたり何度でも定期検診をおこなえますので、目の状態が少しでも変化した場合は、一度クリニックまでご連絡ください。

検査項目

屈折度検査+角膜曲率半径測定

近視、乱視、遠視の度数、角膜曲率半径の測定します。
視力検査の時に参考になる数値となります。

眼圧検査

眼の中を循環している房水が一定の圧力を保っている眼球内の圧力を眼圧といいます。
ICLの場合、レンズの中心に小さな穴が空いているので水の流れを妨げないように施されています。

角膜形状解析(TMS)

角膜表面の形状を測定します。
形状によっては術後の合併症が起きるリスクが高まるor禁忌となる可能性があります。

角膜内皮細胞検査

角膜は5層あり一番内側の角膜内皮細胞を測定する検査になります。
長年ソフトコンタクトを装用している方は減りやすい傾向があります。

瞳孔検査

暗所瞳孔(暗いところでの黒目の大きさ)と明所瞳孔(明るい所での黒目の大きさ)を測定します。
眼球全体の収差も測定することができます。

角膜形状解析(オキュライザー)

角膜前面、角膜後面を測定します。
TMSと同様前面も測定し、データに違いがないかなど詳しく解析します。
また、角膜後面を測定することで近視矯正手術が出来るかの指針になります。
もう一つが前房深度を測定する事も出来るので、ICLのレンズを入れることが出来るスペースも測定可能です。角膜径も測定可能になります。

視力検査

裸眼視力、矯正視力を測定します。
屈折矯正手術は眼鏡で出る最良視力まで視力が上がる可能性がある。

IOLマスター

前房深度と角膜径を測定します。

散瞳後屈折値

瞳孔を広げる目薬でピントを合わせられなくした状態で、眼の緊張を取った状態での屈折値を測定します。

治療に関する注意事項

注意事項 01

コンタクトレンズ装用中止期間が必要です

コンタクトレンズの装着により角膜形状は変化します。角膜を正常な状態で検査を行うため、以下の期間からの装着の中止をお願いしています。

検査日までの日数

3日前

1週間前

2週間前

ソフト
コンタクトレンズ

ソフト
コンタクトレンズ
(乱視用)

ハード
コンタクトレンズ

※ICLの場合、手術当日のみ、コンタクトレンズ装用不可、前日までは装用可能です。

注意事項 02

術後の日常生活の制限目安

術後、角膜は普段より抵抗力が弱い状態にあるため注意が必要です。
術後1週間はゴミやホコリから守るために、外出時にサングラスや保護用メガネを着用してください。

手術後の日数

手術
当日

翌日

3日

1週間

1ヶ月

シャワー(首から下)

入浴

洗顔・洗髪

サウナ・温泉
・海外旅行

お酒

化粧

アイメイク

車の運転

パソコン
・テレビ・読書

デスクワーク・家事

ジョギング・ゴルフなどの軽い運動

水泳・プール
・激しいスポーツ

控える

注意すれば可能