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ICLは何歳から受けられる?条件や理由を解説

ICL (眼内コンタクトレンズ)について
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虹彩と水晶体の間にレンズを挿入するICL手術。手術を受けるにあたって年齢の上限や下限があるのか気になる方もいらっしゃると思います。今回は、ICLの適応年齢や老眼に対する効果の有無について解説します。

ICLとは

ICLは視力を矯正する手術の1つで、虹彩と水晶体の間に特殊なレンズを挿入することで視力を矯正します。手術の際は角膜を3mmほど切開し、その隙間からレンズを入れていきます。

視力矯正手術として有名なレーシックの場合は角膜を削るので、ICLのほうが眼球へ与える影響は少ないというメリットがあります。またICLの場合、レンズの度数が合わないなどの不具合があったときはレンズを抜去してもとに戻すこともできます。

レーシック手術は一度角膜を削ったらもとには戻せないため、手術前の状態に戻せることがICLの大きなメリットといえるでしょう。

当院のICL手術については下記をご覧ください。

ICLの適応年齢

ICLの手術を受けられる年齢については、日本眼科学会屈折矯正委員会の「屈折矯正手術のガイドライン(第8版)」に基準が定められています。

これまでのガイドラインでは、18歳以上という下限は定められていましたが、上限の明記はありませんでした。しかし最新のガイドライン(第8版)では、原則として21〜45歳が推奨年齢であると明確に示されています。ICL手術の適応においては、視力の安定性と水晶体の状態がポイントとなるため、年齢が高い患者さまの場合はより慎重な判断が必要です。

以下では、適応年齢の下限と上限、それぞれの理由を解説します。

21歳以下がICL手術を受けられない理由

ICL手術では、視力が安定していることが適応条件の1つとなっています。人の視力は、成長にともなって眼球が発達するため、成人するまで視力に変動がみられるのが一般的です。したがって、眼球の成長が止まり、視力が安定する年齢まで待つ必要があることから、一定の年齢制限が設けられているのです。

また、21歳以下の方については、術後に近視が進むことですぐに度数が合わなくなる可能性を考慮しています。一般的に近視の進行が止まるのは22〜23歳とされています。

眼科によって適応年齢が1〜2歳ほど異なる可能性もありますが、度数が安定している21歳以上の方であれば受けられるでしょう。

45歳が上限となる理由

ICLの手術は、白内障や緑内障などの眼の疾患がある方、重篤な糖尿病を患う方や妊娠中の方は適応となりません。

特に、40〜50歳を過ぎると白内障や緑内障などの疾患が発生しやすくなります。水晶体の加齢変化を考慮し、ガイドラインでは原則45歳までの上限が定められています。なお、当院では安全を考慮し、44歳までを推奨しております。

ICLで老眼は治せるのか?

ICLは、虹彩と水晶体の間にレンズを挿入することで近視や乱視を矯正するもので、硬くなった水晶体に対して治療をするものではありません。したがって、ICLでは老眼の治療は基本的にできません。

また、ICLで近視・乱視を矯正した場合であっても、近くを見るときには老眼鏡が必要になることがあります。たとえば、40歳以降にICLの手術で近視を矯正した場合、これまで無自覚であった老眼に気付くケースもあります。結果として、老眼があったことで手元が見えづらく、近くを見る場合は老眼鏡が必要になり、ICLの効果を得られにくくなる場合もあります。

さらに、白内障の手術が増え始めるのは50代後半からです。ICLをしている場合は、白内障の手術のためにICLレンズの取り外しが必要になる可能性を考慮しなければなりません。

老眼や白内障になった場合のデメリットがあるため、40〜50代のICL手術は一般的には推奨されていません。ICLの効果を実感するためにも、早めに治療を受けることをおすすめします。

年齢以外のICLの適応条件と禁忌とされるもの

ICLは強度近視の矯正に適した手術です。適応条件は年齢のほかに近視レベルや健康状態などがあるため、年齢が適応条件を満たしていても手術を受けられない場合があります。

以下では、年齢以外の適応条件と禁忌とされるものについて紹介します。

ICLの主な適応条件

年齢以外のICLの適応条件は以下のとおりです。
  • -6Dを超える近視の方
    (※-15Dを超える強度近視には慎重に適応を検討)
  • 4.5D以内の乱視の方
  • 度数が1年以上安定している方
  • 医師が眼の形状や視力を問題ないと判断した方
  • 重篤な全身・眼疾患がない方
  • 眼内にレンズを挿入できる十分なスペースがある方
  • 過去に眼内手術を受けていない方


この他にも、手術歴や持病のある方は医師に申告し、手術を受けても問題がないか必ず確認するようにしましょう。

ICLの実施が禁忌とされるもの

以下に該当する場合は、ICL手術を受けられません。

  • 外眼部・内眼部に活動性の炎症のある方
  • 白内障または水晶体に混濁がある方
  • 重症の糖尿病やアトピー性疾患など、創傷の治癒に影響を与える可能性の高い疾患を抱える方
  • 妊娠中または授乳中の方
  • 進行性円錐角膜、浅前房および角膜内皮障害の方


ICLとレーシックを比較

同じく視力矯正手術として、レーシックがあります。ICLとレーシックの適応年齢は18歳以上からと同じ下限が設けられています。

ただし、適用範囲や安全性の観点では、以下のような違いがあります。
適応年齢 適用範囲 安全性
ICL 18歳以上〜
※上限は原則ないがおおむね40〜50代まで
原則-6D以上
※-3D以上-6D未満および15Dを超える場合は慎重な判断が必要
安全性が高く、万が一の場合も可逆性がある(もとに戻せる)
レーシック 18歳以上〜
※上限は原則ないがおおむね40〜50代まで
原則-6Dまで
※-6D以上から-10Dまでは残存する角膜厚に配慮が必要
安全性が高いが、一度削った角膜はもとに戻せない


レーシックはICLよりも比較的安価に受けられますが、適用範囲が狭く、特に角膜が薄い方は受けられない場合もあります。どちらがよいかは一概にいえませんが、検査や医師の診察を受けたうえで、適切な治療を選択することが大切です。

まとめ

ICL手術は、原則として21〜45歳までが適応となります。年齢にともない老眼や白内障になる可能性が高まるため、クリニックによっては独自に上限を設けている場合もあります。ICLの効果をより実感するためにも、早めの治療を検討することをおすすめします。

現在コンタクトレンズやメガネを使用している近視の方で、今後も長期の視力矯正が必要となる見込みがある場合、ICLは特に適した選択肢といえるでしょう。

新宿近視クリニックでは無料でカウンセリング・適応検査をおこなっております。ICLがご自身に適しているのか、手術を受けられる状態かなど、気になる点があればお気軽にご相談ください。

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