ICLの6つの不安を大公開します

ICL(眼内コンタクトレンズ)とは

ICL(眼内コンタクトレンズ)は、ソフトコンタクトレンズに似た素材の眼内レンズです。眼内の虹彩の後ろに眼内レンズを挿入することで屈折力を変え、近視・乱視を矯正します。眼の内側にレンズが入るため、コンタクトレンズのように日常生活の中で外れてしまうこともなく、異物感もまったくありません。裸眼と同じ快適さで視力が回復します。

STEP1 目薬タイプの麻酔を点眼し、角膜を3mmほど切開します。

目薬タイプの麻酔を点眼し、
角膜を3mmほど切開します。

STEP2 切開した部分から長細く筒状に織りたたんだレンズ(ICL)を挿入します。

切開した部分から
長細く筒状に織りたたんだ
レンズ(ICL)を挿入します。

STEP3 広がったレンズを虹彩の下で固定します。

広がったレンズを
虹彩の下で固定します。

ICL(眼内コンタクトレンズ)の実物写真
ICL(眼内コンタクトレンズ)の装着イメージ
北村医師によるICL(眼内コンタクトレンズ)
ICL(眼内コンタクトレンズ)レンズイメージ

また、中央部分に0.36mmの極小の穴が開いている(穴あき後房型ICL)レンズは、穴が開いていることで、房水の流れ(目の中で循環している水の流れ)がスムースになり、術後の眼圧上昇を抑えるための虹彩切除術の必要がなくなり、従来のICLの欠点であった緑内障の発生リスクが圧倒的に軽減されました。

ICL(眼内コンタクトレンズ)のイメージ02 ICL(眼内コンタクトレンズ)のイメージ02

また、中央部分に0.36mmの極小の穴が開いている(穴あき後房型ICL)レンズは、穴が開いていることで、房水の流れ(目の中で循環している水の流れ)がスムースになり、術後の眼圧上昇を抑えるための虹彩切除術の必要がなくなり、従来のICLの欠点であった緑内障の発生リスクが圧倒的に軽減されました。

ICL(眼内コンタクトレンズ)の歴史

ICL(眼内コンタクトレンズ)の歴史

ICLの研究開発は1970年代から行われており、実用化がはじまったのは1986年と30年以上の歴史があります。1997年に欧州でCEマークを取得後、カナダ(2001年)韓国(2002年)アメリカ(2005年)中国(2006年)など世界約70カ国で承認・認可されています。

日本でも2010年2月にICLの有効性と安全性が認められ、高度管理医療機器「有水晶体後房レンズ」として厚生労働省に認可されました。さらに2014年には、日本で開発されたホールICL(穴あきICL)が認可されました。以前のレンズにはホールがなかったため、房水循環(眼の中の水の流れ)を保つためにレーザーや手術で虹彩に穴をあける必要がありました。

ホールのおかげで虹彩に穴をあける必要はなくなりました。また、2016年には「EVO+」(光学部拡大モデル)が承認され、よりハロー・グレアの低減が期待できます。

  • 1978 ロシアグループでPhakic IOL 開発スタート
  • 1986 Fyodorow らがsilicone IOL ( collar button ) ( G1 ) を前房と後房に跨る形で埋植
  • 1990 Fyodorowらがplate haptic silicone IOL(G2)を有水晶体患者の後房に埋没
  • 1993 ・ロシアグループの結果を元に STAAR Surgical 社が Collamer ICL(IC2020-M)を開発、埋植 ・STAAR Surgical 社 ICL埋植 (Pesando, Italy)
  • 1997 欧州CEマーク取得
  • 1998 現在の基本デザイン V4登場
  • 2002 韓国 承認
  • 2005 米国FDA 承認
  • 2006 中国SFDA 承認
  • 2010 日本 ICL 承認 (近視用モデル V4 ICM)
  • 2011 日本 ToricICL 承認 Hole ICL (V4c) 欧州CEマーク
  • 2014 日本 Hole ICL KS-Aqua PORT 承認
  • 2016 日本・欧州 EVO+(光学部拡大モデル) 承認

ICL(眼内コンタクトレンズ)の
視力矯正は進化を続けます。

2016年に誕生したEVO+の大きな有効光学部は、瞳孔径の大きな若年世代や夜間の見え方の改善効果が期待されます。

  • 1990年 プロトタイプモデルICL
  • 1990年 Vaurltの変化、新しい光学部形状
  • 1994年 ポジショニングマーク追加
  • 1996年 光学部径の変化
  • 2011年 ホールICLが欧洲ICLを取得
  • 2016年 EVO+ 光学部径の更なる拡大

北村院長がEVO+レンズを詳しく解説

北村院長がEVO+レンズを詳しく解説
新宿近視クリニック 北村 瑞 院長

レンズ全体の大きさはそのままに、光学部をより大きく再設計されたのがEVO+レンズです。EVO+の大きな有効光学部は瞳孔径の大きな若年層や夜間の見え方の改善効果が期待されます。

大きな有効光学部によりハローグレア(光のちらつき)、高次収差の原因となるレンズ効果の無いソーンを透過する光を低減することが期待されます。
ハローグレア(夜間の光のにじみ、ぎらつき)がより少なくなったことで夜間の視力が向上し瞳孔径の大きい若年層の見え方の質も改善されています。

ICL(眼内コンタクトレンズ)の
素材・安全性について

ICL(眼内コンタクトレンズ)はHEMAとコラーゲンの共重合体素材『コラマー(Collamer)』から作られています。

  • 生体適合性の高い素材
    生体適合性の高い素材

    無色透明のレンズ素材は、目の中でくもったり汚れたりしません。目の中でゴロつきや異物感を感じることもありません。

  • 柔らかくてしなやか
    柔らかくてしなやか

    小さな傷口から丸めて挿入出来る、目に優しい柔らかくて丈夫な素材です。

  • 紫外線もカット
    紫外線もカット

    レンズ素材は有害な紫外線をカットする機能もあります。

『コラマー』は含有するコラーゲンにより、マイナス荷電をおびておりタンパク質などの粒子が沈着せず、非常に生体適合性の良い素材です。

アクリル素材とコラマー素材のタンパク質沈着テスト(In vitro)

アクリル素材 タンパク質が
沈着しやすい
アクリル素材
コラマー素材 タンパク質の
沈着はみられない
コラマー素材

ICL(眼内コンタクトレンズ)のリスク

このようにICLは時代と共に、進化しており安全性が高い視力矯正法ですが、リスクがないという訳ではありません。リスクに関する説明をよく確認し、理解したうえで手術を受けるようにしましょう。

術後、目標の度数に対して、過矯正、あるいは低矯正となる度数ずれになることがあります。度数ずれを防ぐため、術前に正確な屈折の度数を計算するための詳細な検査を行います。ICLはレンズを入れ替えることが出来ますので万が一、術後に過矯正でも低矯正でも対応することが可能です。

ICLは眼内の水晶体に近い場所に挿入するため、水晶体に接触するリスクがあります。確率は1.5%と非常に小さいですが、ダメージにより水晶体が白濁し白内障になる場合があります。重度の白内障の場合は、白内障手術により白濁した水晶体を抽出し人工水晶体(眼内レンズ)に交換する手術を行います。

ICL(眼内コンタクトレンズ)とレーシックの違い

ICL(眼内コンタクトレンズ)は、レーシックと異なり、角膜を削ることなく、眼内レンズで近視を矯正するので、メガネやコンタクトレンズで矯正することのできない角膜のわずかな歪みが増えることがありません。
さらにクリアで鮮やかな見え方、立体感を実感できますので、見え方の質が高いのが特徴です。
見え方の質でいうと、レーシックは角膜を28mm切るのに対し、ICL(眼内コンタクトレンズ)はわずか3mmしか切らないため、角膜の知覚神経を傷つけることがないので、術後の違和感やドライアイを感じることもレーシックに比べ非常に少なく、負担も少ない治療法です。

またレーシックには近視の戻りというデメリットがあります。
レーシック治療を受ける前、元々強度近視の方や角膜を削る量の多さによって近視の戻りが発生する可能性が高くなりますが、ICL(眼内コンタクトレンズ)は角膜を削らないので、元の視力に関係なく近視の戻りが少ないという報告が上がっています。

監修医師紹介

経歴

  • 2001年

    北海道大学医学部卒業 北海道大学眼科学教室

  • 2003年

    手稲渓仁会病院

  • 2007年

    北海道大学大学院医学研究科卒業 医学博士取得

  • 2008年

    University of Southern California,Doheny Eye Institute留学

  • 2011年

    新宿近視クリニック入職

レーシック・近視治療・視力矯正をご検討中の皆様へ

新宿近視クリニックが提供している治療は、患者様の大切な目に関する治療となります。当然、ご不安も大きいと思いますが、目の健康に関するプロフェッショナルである眼科専門医が、最も適した治療をご提案させていただきますのでご安心ください。
また、無料で行っているカウンセリングでは、どのようなご質問に対しても眼科専門医が的確にご回答をさせていただきますので、患者様ご自身にも正しい知識を持って頂き、少しでも安心して治療を行っていただくよう心がけております。
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