ICL
2023-01-23(記事公開日)
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ICL手術で後遺症は残る?合併症や可能性のある副作用について解説

ICL手術で後遺症は残る?合併症や可能性のある副作用について解説
ICL手術は日帰りで受けられ身体に負担が少ない治療法ですが、後遺症や合併症に関するリスクはゼロとはいえません。多くのメリットがありますが、 デメリットや起こりうるリスクも事前に知っておく必要があります。今回は、ICL手術でおこりうる後遺症や合併症、注意点などを解説します。

ICLとは

ICLは、目の中に挿入する眼内コンタクトレンズのことです。ソフトコンタクトレンズに似た、やわらかい素材でできています。ICLを挿入することで、近視・乱視を矯正できます。ICL手術は厚生労働省の認可を受けた高い安全性のある手術で、後遺症は基本的に残りませんが、一時的な合併症などは起こりうる可能性があります。

ICLのメリット・デメリット

ICLには多くのメリットがありますが、なかでも術後のリスクが少ない点は安心できるポイントです。術後の違和感や光のちらつき、ドライアイのリスクが少なく、負担が少ない治療法といえます。

デメリットは、オーダーメイドのためレンズの取り寄せに時間がかかることや、治療費が割高になる点です。

【メリット】

  • 近視の戻りが少ない
  • 強度近視でも対応可
  • 見え方の質が高い
  • 術後のリスクが少ない
  • もしものときはレンズを取り出せる
  • 紫外線をカット
  • お手入れ不要

【デメリット】

  • 時間がかかることがある
  • 経済的負担がかかる

ICL手術で起こりうる後遺症・合併症・副作用

ICL手術は安全性が確立された治療法ではありますが、まれに後遺症・合併症が起こる可能性があります。メスを使用した手術である以上、感染症などのリスクはゼロではありません

感染症

水晶体と虹彩の間にレンズを挿入する際は、メスで3mm程度切開します。この傷口から菌が侵入すると感染症を招く恐れがあります。術後に傷口が塞がっていない状態で目に異物が入ったり、目を触ったりすると感染症を誘発する可能性があるので、術後の過ごし方にも注意が必要です。

ハローグレア(ハログレア)

ハローグレア(ハログレア)現象は、夜間の光が見えにくくなる現象です。夜に見る光がにじんで見える、光にリングがかかったように見える、光がいつも以上に眩しく見えるなど、夜間の光の見え方が変わります。夜に車の運転をする方は、電灯や信号機、対向車のライトが見えにくくなるため特に注意が必要です。
ICL手術の合併症として挙げられますが、見え方は徐々に安定してくることがほとんどです。当院では、ハローグレア(ハログレア)現象を低減させる、改良されたICLレンズを使用します。

炎症

術後は傷口の炎症が1〜2週間程度生じます。これにともなって、目が赤くなる・涙が出る・腫れる・痛みやかゆみがでるなどの症状がでる可能性があります。炎症がおさまるにつれて、症状は改善します。

度数の変化

ICL手術では、術前に検査してお客さまに合ったオーダーメイドのレンズを挿入します。しかしレンズを入れたあと、近視が進行することもあります。当院では、近視が進行した場合、3年間無料でレンズの交換手術をおこなっています。

視界のぼやけ

術後は視力が安定するまで、視界がぼやけることがあります。特に手術直後は、視力が安定していないので部屋で安静に過ごすことをおすすめします。翌日〜数日で徐々に改善される方がほとんどです。

ICL手術を受ける際に知っておきたい注意点

ICL手術は日帰りで手術ができリスクも比較的少ないですが、術後に気をつけるべき注意点がいくつかあります。

一定期間通院が必要になる

術後は経過観察のため、定期的な検診が必要になります。まずは手術翌日の検診が必須です。その後、翌々日・1週間後・1ヵ月後・3ヵ月後・6ヵ月後・1年後と検診を受けていただき、医師が目の状態を検査します。
新宿近視クリニックでは、1年間にわたる術後の定期検診を無料でおこなっています。

普段通りの生活に戻るのに時間がかかる

術後の日常生活に大きな支障はありませんが、完全に普段どおりの生活に戻るには1ヵ月程度の時間を要します。特に水泳などの激しい運動は、1ヵ月間は控えなければなりません。

レンズの度数や大きさが合わないことがある

術後にレンズの度数や大きさが合わないことがあります。まれなケースですが、その場合は追加矯正の手術やレンズの交換が必要になります。
当院では、術後3年間のレンズ交換・位置の調整を無料で承っています。事前に精密な検査をするためレンズが合わないことはまれですが、術後の保証が充実していることで安心して手術を受けられます。

ICLの後遺症に関するよくある質問

ICLの後遺症に関してよくある質問をピックアップしています。手術を検討している方で、後遺症やリスクに不安、不明点がある方はお気軽にご相談ください。

術後に視力が低下することはありますか?

術後に視力が低下することは基本的にありません。ICL手術は、近視・乱視を改善して見え方の質を向上させます。角膜を削らないため、クリアで鮮やかな視界が特徴です。ただし、回復した視力が再び近視の進行によって低下する場合もあります。その場合は、再手術をすることで改善できます。

白内障になった場合は治すことができますか?

CLはレンズの取り出しが可能であるため、白内障になった場合でも治療が可能です。緑内障など他の目の病気を患った場合でも、同様に手術が受けられます。

失明する可能性はありますか?

失明する可能性はほとんどありません。ただし術後の過ごし方によっては、感染症を発症する可能性があります。ICLの場合、何らかの病気を患った場合でも、適切な治療をすることで回復できますので、失明の心配は少ないといえます。

ICL手術後にやってはいけないこと

CL手術後は、感染症予防のためにも、目をこすったり、目元に触れたりすることは控えてください。また、日常生活には以下の図のように、一定の制限が設けられています。後遺症や合併症のリスクを回避するためにも、術後1ヵ月は特に注意してください。

手術後の日数

手術
当日

翌日

3日

1週間

1ヶ月

シャワー(首から下)

入浴

洗顔・洗髪

サウナ・温泉
・海外旅行

お酒

化粧

アイメイク

車の運転

パソコン
・テレビ・読書

デスクワーク・家事

ジョギング・ゴルフなどの軽い運動

水泳・プール
・激しいスポーツ

控える

注意すれば可能

まとめ

ICL手術のリスクはゼロではありませんが、後遺症や合併症の可能性は比較的少なく、負担が少ない治療法です。リスクや注意点を理解したうえで、ICL手術を検討してみてください。

新宿近視クリニックでは、衛生管理や感染症対策を徹底しております。さらに安心して手術が受けられるように、次のような保証のご用意があります。
  • 回復した視力が再び近視の進行によって低下などレンズの交換が必要な場合のレンズ代を含む手術費用が3年間無料
  • レンズの位置調整が必要になった場合の手術費用が3年間無料
  • レンズの抜去を希望される場合の手術費用が3年間無料
  • 手術前後に使用する目薬代が1年間無料
  • 手術後の検診代が1年間無料定期検診以外、何度でも検診が可能
手術に関して不明点や不安がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。無料カウンセリングにて医師がお話をお伺いいたします。

監修医師紹介

経歴

  • 2001年

    北海道大学医学部卒業 北海道大学眼科学教室

  • 2003年

    手稲渓仁会病院

  • 2007年

    北海道大学大学院医学研究科卒業 医学博士取得

  • 2008年

    University of Southern California,Doheny Eye Institute留学

  • 2011年

    新宿近視クリニック入職

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