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2024-03-28(記事公開日)
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視力0.1以下からの視力回復は可能?見え方や視力回復方法をご紹介

視力0.1以下からの視力回復は可能?見え方や視力回復方法をご紹介

視力0.1はどのような状態?

視力0.1は、視力検査における最も小さい指標です。視力表の1番上にあるランドルト環(Cマーク)が、かろうじて見える状態といえます。目の形状や大きさによって度数は異なりますが、裸眼の視力が0.1の場合、度数に変換すると-1.5〜3D程度です。弱度近視の状態にあたり、近視の初期段階といえるでしょう。

視力と度数の関係性

視力と度数は混同されがちですが異なるものです。視力は、視力検査で測定したどれだけ見えるかを示す指標です。度数は、視力回復のために必要なレンズの強さを示す指標で、メガネやコンタクトレンズによく用いられます。

このように表す指標がはっきり異なり、測定方法も違います。視力は視力検査で測れますが、度数は屈折度検査などで測定します。

視力0.1以下の人の見え方は?

裸眼の見え方
レーシックの見え方
ICLの見え方
視力0.1以下は0.09〜の視力を指し、遠くの物や人物が霞んで焦点が合わない見え方になります。視力検査で示せる最も小さい数値は、視力0.01です。このくらいになると、50cm先の物がギリギリ見えるような状態で、何かしらの眼の病気を患っている可能性があるでしょう。

視力0.1以下の人におすすめな視力回復方法

視力0.1以下でも、何らかの眼の病気を発症していなければ視力回復は見込めます。メガネやコンタクトレンズは一般的な方法ですが、他にも次のような視力回復方法があります。

視力回復トレーニング

視力回復トレーニングとは、眼球やその周りの筋肉を動かすことで視力回復を図るトレーニングのことです。
遠くと近くを交互に見る、意識的にまばたきをする、眼球を回すように動かすなどで凝り固まった筋肉をほぐし、視力回復が期待できる場合があります。視力回復トレーニングは、長時間のスマホ・PCの作業などの眼精疲労によって一時的に視力が落ちている場合に有効です。

視力回復トレーニングの詳細はこちら

ICL(眼内コンタクトレンズ)手術

ICL(眼内コンタクトレンズ)手術は、眼を数ミリ切開して直接コンタクトレンズを挿入する矯正方法です。手術は30分程度で完了し、点眼麻酔をするため術中に痛みはほぼ感じません。早いと翌日から視力回復効果を実感でき、クリアな視界が手に入ります。挿入したレンズは取り出すことができ、将来何らかの目の病気を患った場合も治療が可能です。

ICL(眼内コンタクトレンズ)の詳細はこちら

レーシック

レーシックは専用のレーザーで角膜を削り、屈折力を調整する矯正方法です。ICLと同じく手術時間が短く、日帰りで手術が受けられます。レーシックは術後の回復が早いため、10分程度で視力が回復します。角膜を削ることから、角膜の厚さや視力の程度によって条件が設けられており、適用外となるケースがありますが、ICLよりもリーズナブルで受けられるのがメリットです。

レーシックの詳細はこちら

まとめ

視力0.1は視力検査における最も小さい指標で、弱度近視の状態にあたります。さらに視力0.1以下になると、視界がぼやけてピントが合わない見え方をします。
視力0.1以下であっても多くの場合、眼の疾患がなければ視力回復は可能です。視力回復方法はメガネやコンタクトレンズが一般的ですが、ICL(眼内コンタクトレンズ)やレーシックも有効です。ただし視力0.1以下で強度近視の場合は、レーシックが適用外となる場合もあります。適用外となった場合はICLが有効な視力回復方法となるでしょう。今回ご紹介した方法なら、視力0.1以下の方でも視力回復が叶います。日々の生活を快適に過ごすために、今一度検討してみてはいかがでしょうか。

監修医師紹介

経歴

  • 2001年

    北海道大学医学部卒業 北海道大学眼科学教室

  • 2003年

    手稲渓仁会病院

  • 2007年

    北海道大学大学院医学研究科卒業 医学博士取得

  • 2008年

    University of Southern California,Doheny Eye Institute留学

  • 2011年

    新宿近視クリニック入職

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