ICL手術後は、保護メガネを必ずご着用いただいております。

ICLの手術後は傷跡がふさがっていない状態であり、ウイルスや細菌に感染しやすい状態です。

保護メガネの着用により、目元への異物混入や目元をこすってしまうことを防ぎます。

着用期間は約1週間を想定しております。

ICL手術後の保護メガネはなぜ必要?

手術後の眼は非常にデリケートな状態にあります。特に術後数日間は、ICL手術の切開部分がふさがっていないため、眼を守る目的で保護メガネの着用が必要です。

ほこりや風、花粉などの外的刺激に加え、就寝中や日常生活のなかで無意識に眼を触ったりする行動も、感染や炎症のリスクを高める要因となります。

一般的なメガネやサングラスと異なり、保護メガネは眼の周囲を覆う構造となっています。保護性が高く、日常生活のさまざまな場面で眼を守る役割を果たします。

なお、新宿近視クリニックでは、ICL手術を受けた方に限り術後用の保護メガネを無料でお渡ししています。

「-3D以上」という近視の度数だけでは、イメージしにくい方もいるかもしれません。一般的に、裸眼視力が0.1を下回る近視の方は強度近視に該当することが多く、ICLが適応となるケースも多いといえます。しかし、最終的な適応可否は精密検査をもとに総合的に判断されます。

保護メガネをつけないことのリスク

「仕事上、あまり保護メガネを着けたくない」と感じる方もいるかもしれません。しかし、術後に保護メガネを着用しない場合、以下のようなリスクが生じる可能性があります。

感染症

ICL手術後の眼は、傷口が完全にふさがっておらず、手術により眼のバリア機能が低下しています。特に最初の1週間は感染リスクが高く、眼をこすったり触れたりすると、手指に付着した細菌が眼に入り、感染症を引き起こすリスクがあります。

術後の眼を清潔な状態に保ち、傷口を早く回復させるためにも、ICL手術後は保護メガネを着用しましょう。

眼内炎

術後、ごくまれに眼内炎という重篤な感染症を起こすリスクがあります。細菌が眼内に入り込むことで、強い眼の痛みや、視力低下などの症状を引き起こす感染症の1つです。術後数日以内に発症するケースが多く、強い痛みや視界がかすむなどの症状が続く場合は、早急な対応が必要になります。

ICL手術における眼内炎の発生頻度は0.01%未満と報告されており、高いリスクではありませんが、術後の過ごし方によっては注意が必要です。保護メガネを着用することはもちろん、抗菌点眼などもおこない、感染症対策を徹底する必要があります。

レンズの位置ズレ

術後、無意識のうちに眼をこすってしまうと、眼内に挿入したレンズの位置がズレる恐れがあります。

ICLのレンズは、「コラマー(Collamer)」という非常にしなやかな特殊素材でできており、圧力や衝撃で割れることはほぼありません。しかし、強く眼をこすったり、強い外傷が加わったりすると、レンズの位置ズレが生じる可能性があります。特に乱視用のICLレンズは、強い刺激やこする動作によってレンズが回転し、視界の左右差が生じたり、急にぼやけたりする可能性があります。レンズの位置ズレが生じた場合は、再手術が必要です。

ICL手術後の保護メガネの着用日数と使い方

「いつまで着ければよいのか」「常に着けなければならないのか」気になる方も多いのではないでしょうか。保護メガネの推奨される着用期間や日常生活での使い方について解説します。

術後1週間の着用は必須

術後は外出時1週間の着用が必須となります。1週間後以降に関しては、保護メガネを外して裸眼でお過ごしいただけます。
ただし、着用期間は眼の回復状況や個々の事情によって調整が必要な場合もあります。自己判断は避け、必ず担当医の指示に従いましょう。

基本的には外出中に着用

日常生活のなかで、基本的には外出時に着用することが必須です。外出時は、風やほこり、花粉の他、人との接触があるため手術後の眼を保護する必要があります。なお、刺激の少ない屋内では保護メガネの着用は必須ではありません。

外出時は見た目が気になる場合でも、伊達メガネやサングラスで代用するのは避け、眼の周囲をしっかり覆える保護メガネを使用しましょう。

ICL手術後の過ごし方や注意点

手術後は保護メガネに加えて、処方された点眼薬や内服薬を正しく使用することが大切です。また、術後は洗顔や入浴、シャワーなど、以下のような日常生活の制限があります。

制限の目安備考
点眼薬・内服薬手術当日〜指示期間医師の指示どおり継続する
デスクワーク・家事翌日まで職種により医師に要相談
洗顔1週間まで1週間までは濡れたタオルなどで拭き取りが可能
洗髪・入浴翌日検診まで首から下のシャワーは当日でも可能
アイメイク1週間まで目周り以外なら翌々日以降から可能
車の運転基準の視力回復後から夜間の運転はハログレアなどの見え方に慣れてから
軽い運動1週間後から激しい運動は1ヵ月後から

ICL手術の過ごし方について詳しくは、以下のページをご覧ください。

ICL手術後の過ごし方や注意点について解説。翌日から仕事復帰やスポーツは可能?

監修医師紹介

新宿近視クリニックの院長、北村瑞です。
私は学生時代から眼科医を志し、特に屈折矯正に興味を持ってきました。自身が近視で不便な思いをした経験から、視力が生活に不可欠なものであることを実感したからです。

屈折矯正の先進国であるアメリカの南カリフォルニア大学(USC)に3年間留学し、最先端の知識と技術を習得しました。患者様に安全かつ最良の結果を提供できるよう、日々学び続けています。

手術は、眼鏡やコンタクトレンズを使えば視力が出る健康な眼に行うため、安全性を最優先に考えています。
一人ひとりの患者様に寄り添い、最適な治療を提案します。視力のお悩みは、どうぞお気軽にご相談ください。

経歴

  • 2001年

    北海道大学医学部卒業 北海道大学眼科学教室

  • 2003年

    手稲渓仁会病院

  • 2007年

    北海道大学大学院医学研究科卒業 医学博士取得

  • 2008年

    University of Southern California,Doheny Eye Institute留学

  • 2011年

    新宿近視クリニック入職

ICL・レーシック・近視治療・視力矯正をご検討中の皆様へ

新宿近視クリニックが提供している治療は、患者様の大切な目に関する治療となります。当然、ご不安も大きいと思いますが、目の健康に関するプロフェッショナルである眼科専門医が、最も適した治療をご提案させていただきますのでご安心ください。
また、無料で行っている適応検査では、どのようなご質問に対しても眼科専門医が的確にご回答をさせていただきますので、患者様ご自身にも正しい知識を持って頂き、少しでも安心して治療を行っていただくよう心がけております。
診察後、プロとして患者様のためにならないと判断した場合は、治療を望まれても勇気を持ってお断りさせていただきますのでご了承ください。
ICL(眼内コンタクトレンズ)などの治療をご検討されている際は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。