レーシックに興味はあっても、「目の手術は怖い」「失敗したらどうなるのか不安」と感じる方は少なくありません。特に、手術中の見え方や痛み、失明リスク、後遺症などは、事前に知っておきたいポイントです。
レーシックは、メガネやコンタクトレンズの手間を減らせる視力回復手術ですが、角膜を削る治療であるため、目の状態によって向き不向きがあります。
本記事では、レーシックが怖いと感じる理由や確認しておきたい点を解説します。あわせて、角膜を削らない視力矯正手術であるICLについてもご紹介します。
ICLってどんな治療?
適応検査って何するの?
レーシック手術とは
レーシックは、角膜にレーザーを照射して形状を調整し、近視・乱視・遠視などの改善を目指す視力回復手術です。
目に入った光は、角膜や水晶体で屈折し、網膜にピントが合うことで物をはっきり認識できます。レーシックでは、角膜のカーブを調整することで光の屈折を変え、ピントが合いやすい状態を目指します。

手術時間は比較的短く、メガネやコンタクトレンズの煩わしさを減らせる点が特徴です。一方で、角膜を削る治療のため、事前の適応検査で角膜の厚みや近視・乱視の度数、目の状態を確認する必要があります。
レーシックが怖いと感じる7つの理由
レーシックが怖いと感じる背景には、手術中の見え方や痛み、術後の症状などが挙げられます。ここでは、代表的な7つの理由をご紹介します。
手術している様子が見えそう
レーシックで特に不安を感じやすいのが、手術中の見え方です。レーシックは目を開けた状態で行うため、器具やレーザーが見えそうで怖いと感じる方もいます。
実際の見え方には個人差がありますが、手術中はライトを見るように案内されることが一般的です。周囲の様子がはっきり見えるというより、かすんだり、ぼんやり見えたりするケースが多いとされています。なお、レーザー自体が肉眼で見えるわけではありません。
手術の様子が鮮明に見えるわけではないため、あらかじめ知っておくだけでも不安を和らげやすくなるでしょう。
手術中に痛みがありそう
目の手術と聞くと、強い痛みを想像する方もいるかもしれません。しかし、レーシックでは点眼麻酔を使用するため、手術中の痛みは抑えられることが一般的です。
一方で、圧迫感や触れられている感覚を覚えるケースもあります。痛みの感じ方には個人差があるため、「まったく何も感じない」と考えるのではなく、不安がある場合は、どのような感覚が起こりうるのかをクリニックに確認しておくとよいでしょう。
手術中に目を動かしそう
「まばたきをしてしまったらどうなるのか」「目が動いたら失敗するのでは」と心配になる方もいます。
手術中は開瞼器という器具を使用してまぶたを固定するため、自分の意思でまばたきをすることはできません。
また、レーザー機器には黒目の動きを追跡する機能が備わっているものもあり、大きく目が動いた場合には照射が止まる仕組みもあります。そのため、過度に心配しすぎる必要はないでしょう。
失明しそう
レーシックで失明するのではないかと不安を感じる方もいます。レーシックによる失明の可能性は低いとされていますが、医療行為である以上、リスクをゼロにすることはできません。
そのため、手術前の適応検査や術後検診が重要です。万が一、痛みや強い充血、見え方の異常を感じた場合は、早めに医師へ相談しましょう。
後遺症や合併症が残りそう
レーシック後には、ドライアイや見えにくさなどの症状が出ることも考えられます。また、夜間に光がにじんで見えるハロー現象や、光をまぶしく感じるグレア現象が起こる可能性もあります。
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正常な夜間の見え方
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ハロ現象(にじんで見える)
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グレア現象(眩しく見える)
多くは時間の経過とともに見慣れていくとされていますが、症状の出方や回復までの期間には個人差が出ます。後悔を防ぐためにも、術後に起こりうる症状について事前に説明を受け、納得したうえで治療を検討することが大切です。
視力がまた下がりそう
レーシック後に視力が再低下する、いわゆる近視戻りが起こるケースも考えられます。特に、近視度数が強い場合や角膜の状態によっては、希望する見え方が得られにくいこともあります。
レーシックはすべての方に適した治療ではありません。視力の安定性や将来的な見え方も含め、医師へ確認しておきましょう。
老眼が進みそう
レーシックを受けると老眼が早まるのではないかと不安に感じる方もいますが、老眼は加齢によるピント調節力の低下で起こるもので、レーシック自体が老眼を進行させるわけではありません。
ただし、術後に遠くが見えやすくなることで、近くのものにピントを合わせにくいと感じるケースも考えられます。年齢による変化が気になる場合は、手元の見えやすさも含めて相談しておくと安心です。
レーシックのメリット・デメリット
レーシックのメリットとして、メガネやコンタクトレンズの手間を減らせることや、裸眼で過ごしやすくなることが挙げられます。一方で、角膜を削る治療であるため、術後症状や適応条件などの注意点も理解しておくことが大切です。
| メリット |
デメリット |
メガネやコンタクトレンズの手間を減らせる 裸眼で過ごしやすくなる 手術時間が比較的短い ICLより費用を抑えやすい傾向がある |
角膜の厚みや状態によっては適応外になる場合がある ドライアイやハロー・グレアなどが起こる可能性がある 角膜を矯正することによって、術後に視力が再低下する可能性がある |
レーシックを怖い治療と考えるのではなく、どのようなメリットとデメリットがあるのかを知ることが大切です。そのうえで、自分の目や生活に合う治療法を選びましょう。
レーシックのメリット・デメリットについては、こちらもご覧ください。
レーシックのメリット・デメリットとは?手術について解説
レーシックが怖い場合に確認すること
不安を抱えたまま手術を決めると、術後の状態や生活制限に戸惑うかもしれません。手術中の見え方や痛み、術後症状、ほかの治療法との違いなどを事前に確認しておくことで、自分に合う治療法を検討しやすくなります。
ここでは、事前に確認しておきたいポイントをご紹介します。
適応検査で自分の目が手術に向いているか確認する
レーシックは誰でも受けられる手術ではありません。角膜の厚み、近視や乱視の度数、目の病気の有無などによって、適応可否が変わります。
特に、角膜が薄い方や強度近視の方は、レーシックが適応外となるケースがあるため、まずは適応検査を受け、自分の目に合う治療かどうかを確認しましょう。
リスクや術後の制限を事前に聞く
レーシック後は、洗顔・メイク・運動などに一時的な制限が出ることも考えられます。術後の過ごし方を知らないまま手術を受けると、日常生活で不安を感じやすくなるかもしれません。
手術後にいつから仕事や運動を再開できるのか、どのような症状に注意すべきかを、あらかじめ確認しておきましょう。
角膜を削らない視力矯正方法も確認する
レーシックの治療内容に不安がある場合は、ほかの視力矯正方法も確認しておきましょう。視力矯正方法には複数の選択肢があり、ICLもそのひとつです。
レーシックとは仕組みが異なるため、違いを比較したうえで、自分に合う治療方法を検討することが大切です。
ICLは角膜を削らない視力矯正手術
ICLは、眼の中に小さなレンズを挿入し、近視や乱視を矯正する手術です。角膜の形を変えずに視力矯正を目指せるため、目の状態によってはレーシックが適応外の方でも選択肢となります。
強度近視や角膜が薄い場合も選択肢になる
レーシックは角膜を削るため、角膜の厚みや近視の度数によっては受けられない場合があります。
一方で、ICLは強度近視の方や角膜が薄い方でも、目の状態によっては適応となる可能性があり、レーシックが難しい場合にも検討しやすい治療です。
ICLは近視戻りが少ないとされている
ICLは角膜の形を変える治療ではないため、レーシックと比べて近視戻りが少ないとされています。長期的に安定した視力を期待しやすい点は、視力矯正手術を検討する上でのメリットです。
ただし、術後の見え方や適応可否には個人差があるため、事前の検査で目の状態の確認が必要です。
レンズを取り出すことができる
ICLは眼内にレンズを挿入する治療ですが、必要に応じてレンズを取り出すことができます。
将来的な目の状態やライフスタイルの変化が気になる方にとって、レンズを取り出せる点はレーシックとの大きな違いです。角膜を削る治療に抵抗がある方は、こうした特徴も含めて比較するとよいでしょう。
費用は高めだが、長期的に検討する価値がある
ICLは自由診療のため、まとまった費用が必要です。ただし、コンタクトレンズ代やケア用品代が継続的にかかっている場合は、長期的な費用や手間も含めて比較する価値があるでしょう。
費用だけで判断するのではなく、見え方の安定性や日常生活での快適さ、メンテナンスの手間なども含めて検討することが大切です。
ICLの手術後の見え方については、こちらもご覧ください。
ICLの手術後の見え方|手術の流れやリスクと合わせてご紹介
レーシックとICLの違い
レーシックとICLは、どちらも裸眼で過ごしやすい状態を目指す視力矯正手術ですが、治療方法や角膜への影響は同じではありません。レーシックが怖いと感じる理由が「角膜を削ること」にあるのか、「手術そのもの」にあるのかによって、確認すべきポイントも変わります。以下の表で主な項目を確認しましょう。
| 比較項目 |
レーシック |
ICL |
| 治療方法 |
角膜をレーザーで削る |
眼内にレンズを挿入する |
| 角膜への影響 |
角膜を削る |
角膜を削らない |
| 近視戻り |
起こる可能性がある |
比較的少ないとされる |
| 強度近視への対応 |
適応外になる場合がある |
対応できる場合がある |
| 費用 |
約20〜40万円 |
約50〜70万円 |
| レンズの取り外し |
不要 |
可能 |
どちらが適しているかは、角膜の厚みや近視・乱視の度数、目の状態によって異なります。自己判断で決めるのではなく、適応検査で自分に合う治療法を確認しましょう。
ICLとレーシックの違いについて、詳しくはこちらもご覧ください。
ICLとレーシックの違いとは?効果やリスクを比較
まとめ
レーシックが怖いと感じるのは、手術中の視界や痛み、失明リスク、後遺症、視力の再低下などが主な理由です。こうした不安を残したまま治療を決めるのではなく、手術内容やリスク、術後の過ごし方を事前に確認することが大切です。
レーシックには、メガネやコンタクトレンズの手間を減らせる一方で、角膜を削る治療のため、角膜の厚みや近視の度数によっては適応外となることもあります。
角膜を削ることに抵抗がある方や、強度近視・角膜の薄さが気になる方は、ICLも含めて検討してみましょう。新宿近視クリニックでは、適応検査やカウンセリングを通じて、一人ひとりの目の状態に合った治療法をご提案しています。
ICLの特徴や費用を詳しく知りたい方は、以下のページもご覧ください。