ICL(眼内コンタクトレンズ)の
メリット・デメリット

ICL(眼内コンタクトレンズ)とは

ICL(眼内コンタクトレンズ)とは、レンズを眼の中に入れて近視や乱視を矯正する治療です。眼の内側にレンズが入るため、コンタクトレンズのように日常生活の中で外れてしまうこともなく、異物感もまったくありません。裸眼と同じ快適さで視力が回復します。
ICLとは「Implantable Contact Lens(インプランタブルコンタクトレンズ、眼内に埋め込み可能なコンタクトレンズ)」の略で、「眼内コンタクトレンズ」とも呼ばれます。

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ICL(眼内コンタクトレンズ)の
メリット

長期に渡って、近視の戻りが少ない

新宿近視クリニック 北村 瑞 院長

近視治療でもっともポピュラーな治療であるレーシックには近視の戻りというリスクがあります。近視の戻りとは、術後数年すると視力が以前の状態に戻ってしまうことを言います。
レーシックを受ける前の元々の視力が悪い方や角膜を削る量の多さによって、近視の戻りが発生する可能性が高くなります。
ICL(眼内コンタクトレンズ)は素の視力に関係なく近視の戻りが少ないという報告があがっています。術後何年経っても、治療直後と同じ見え方が維持されます。

安定性

最長9年の等価球面度数の安定性5

安定性

●術後早期から屈折が安定し、且つ術後長期に渡り安定した屈折値が報告されています

安全性

裸眼視力術後5年間の変化6

安全性

●96%の症例において術前矯正遠方視力よりも良好な裸眼遠方視力が得られたと報告されています

近視戻りとは?
ICLとレーシックを比較すると

レーシックには、近視の戻りというデメリットがあります。近視の戻りとは、術後数年経過すると視力が以前の状態に戻ってしまう状態のことをいいます。レーシック治療を受ける前のもともとの視力が悪い人や角膜を削る量の多さによって近視の戻りが発生する可能性が高くなります。

一方、ICL(眼内コンタクトレンズ)は元の視力に関係なく、近視の戻りが少ないです。術後何年経っても、治療直後と同じ見え方が維持できます。

軽度/中度近視
の方
-6D未満
重度近視の方
-6D以上
レーシック4〜5%施術後
視力低下します
7〜8%施術後
視力低下します
ICL施術後
視力
低下しません
施術後
視力
低下しません

※軽度・中度・重度近視の目安は
ご使用のコンタクトレンズ等を参照してください

ICL(眼内コンタクトレンズ) リスク表 ICL(眼内コンタクトレンズ) リスク表

レーシック不適応な強度近視の方でも対応可能です

日本眼科学会のガイドラインでは、強度近視(-10D以上)のレーシック治療は禁止されていますが、ICL(眼内コンタクトレンズ)は強度近視の方も対応可能です。

出典元:http://www.nichigan.or.jp/

対象視力範囲が広い

軽度/中度近視
の方
-10D未満
重度近視
の方
-10D以上
レーシック施術可能施術不可能
ICL施術可能施術可能

角膜が薄くても施術可能

削った後の
角膜の厚さ
400μm未満
削った後の
角膜の厚さ
400μm以上
レーシック施術不可能施術可能
ICL施術可能施術可能

角膜を削らないから見え方の質が高い

ICL(眼内コンタクトレンズ)は角膜を削ることなく、眼内のレンズで近視を矯正するので、メガネやコンタクトレンズで矯正することのできない角膜のわずかな歪み(収差)が増えることがないので安心です。さらにハイビジョンのようにクリアで鮮やかな見え方、立体感を実感でき見え方の質を向上させます。レンズは交換する必要がないため長期にわたって安定した視力を維持できます。また、レンズを交換したり取り出すことで、視力の調整や元の状態に戻すことも可能です。

裸眼の見え方
レーシックの見え方
ICLの見え方
裸眼の見え方
レーシックの見え方
ICLの見え方
裸眼の見え方
レーシックの見え方
ICLの見え方
裸眼の見え方
レーシックの見え方
ICLの見え方

角膜を削らないから術後のリスクが少ない

~なので術後の違和感、 光のちらつき、 ドライアイを感じることも少ない~

術後アンケート※当院調べ

24%気になる 76%気にならない

レーシック治療後

13%気になる 87%気にならない

ICL治療後

レーシック手術では通常、角膜を28mm切るのに対し、ICLはわずか3mmしか切らないため、角膜の知覚神経を傷つけることがありません。なので術後の違和感やドライアイを感じることもレーシックに比べ非常に少なく、負担も少ない治療法となっています。

将来、目の病気になっても治療の選択肢が狭まることはない

レーシックは角膜を削って視力矯正を行いますがICLは角膜を削らずに視力を回復させる治療法です。一度角膜を削ると元の状態に戻すことはできませんが、ICLはレンズを取り出すことができます、万が一何らかの問題が起きても元の状態に戻すことができるため非常にリスクが少ない手術といえます。
将来、白内障など目の病気になった場合もレンズを取り出せますので治療の選択肢が狭まることはありません。

紫外線を90%以上カットします

ICL(眼内コンタクトレンズ)はHEMAとコラーゲンの共重合体素材『コラマー(Collamer)』から作られています。『コラマー』は含有するコラーゲンにより、マイナス荷電をおびておりタンパク質などの粒子が沈着せず、非常に生体適合性の良い素材です。『コラマー』の素材表面には光の反射を防ぐノングレア特性があり、光の反射を生じにくく、紫外線を90%以上カットする特性も備えています。

お手入れの必要はありません

レンズは交換する必要がないため長期にわたって安定した視力を維持できます。

ICL(眼内コンタクトレンズ)の
デメリット

ICLは検査結果に基づき一人ひとりオーダーレンズを用いるため度数により時間がかかることがあります

国内にレンズ在庫がない場合、1ヶ月~3か月かかる場合がありますので、ICLをご検討の方は早めに適応検査を受けることをおすすめいたします。

自由診療(保険適用外)のため、費用が高い傾向にあります。

ICL、レーシックは手術費も含めて保険適用外(自由診療)であり、全額自己負担になるため費用が高い傾向にあります。医療費控除を利用できる場合があります。その他生命保険の適用も含めて詳しくはご加入の保険会社にお問い合わせください。

ICLの医療費控除については下記記事をご覧ください。

内眼手術である以上、リスクもあります

ICLには、下記のようなリスクがあります。

・ハロー・グレア
・感染症
・白内障
・過矯正・低矯正

ハロー・グレアとは、夜間に光が目に入った際、眩しく感じたりぼやけて見える現象のことを指します。多くの場合、数日程度で治まります。

ハローグレアについては、下記記事をご覧ください。

確率は高くないですが、感染症のリスクを理解しておく必要があります。ICLは、3mmとわずかですが角膜を切開しておこなう眼内の手術のため、傷口から細菌が侵入し眼内炎などの感染症が引き起こされることがあります。

白内障は現在のモデルになってからは房水循環が保たれ、発症リスク自体は低くなっていますが、一定リスクがあることは把握しておきましょう。

またレンズの大きさや度数が合わない(過矯正・低矯正)可能性もあります。そのような場合に備え、当院では術後のレンズの入れ替えにも対応しています。

白内障については、下記記事をご覧ください。

手術後は日常生活に一定制限があります

先述のとおり感染症などのリスクに備え、術後は下記のような日常生活における制限があります。

手術後の日数

手術
当日

翌日

3日

1週間

1ヶ月

シャワー(首から下)

入浴

洗顔・洗髪

サウナ・温泉
・海外旅行

お酒

化粧

アイメイク

車の運転

パソコン
・テレビ・読書

デスクワーク・家事

ジョギング・ゴルフなどの軽い運動

水泳・プール
・激しいスポーツ

控える

注意すれば可能

またICLは安定して視力を維持することができますが、定期的な検診も必要です。

ICL手術後の過ごし方については、下記記事をご覧ください。

ICL(眼内コンタクトレンズ)の
治療の流れ

手術の精度、満足度をより高めるために最も重要になるのが、手術の前に行う適応検査です。当院では国家資格を持った視能訓練士が9項目にわたる詳細な検査データを測定した後に、その結果をもとに状態を判断し、検査を通過された方のみ、一人ひとりに合わせた手術プランを決めて手術を行っております。

ICL(眼内コンタクトレンズ)の
治療費用・値段

以下ページに詳細を記載しております。当院での無料保証の内容やお支払い方法に加え、コンタクトレンズとのコスト比較も説明しておりますので、ぜひご確認ください。

ICL(眼内コンタクトレンズ)に
関するよくある質問

「ICL難民」とは何でしょうか?

ICL難民とは、ICL(眼内コンタクトレンズ)の手術後に期待した効果が出なかったにもかかわらず、術後の説明やアフターフォローも十分にしてもらえず、手術を受けた医療機関から見放された患者を指す言葉です。
当院では、術後1年間にわたり無料で何度でも検診をおこなえます。レンズ位置の調整やレンズの抜去手術なども3年間無料でおこなっておりますので、安心してご来院ください。

ICL(眼内コンタクトレンズ)の手術が失敗して失明や視力低下が起こるリスクはありますか?

ICL(眼内コンタクトレンズ)手術にかかわらず、手術に際してリスクが全くないと言い切ることはできません。ただし、当院では徹底的な対策を行うことにより、感染症などのリスクを限りなく0%に近づけるよう努力しております。
ICL(眼内コンタクトレンズ)は視力低下(近視の戻り)が少ないと報告があがっていますが、新たな近視が出ることにより視力が低下することもあります。当院では、このような場合であっても術後3年間はレンズ交換に伴うレンズ代・手術費用が無料です。

ICL(眼内コンタクトレンズ)は乱視の治療にも効果がありますか?

もちろん、効果があります。
ICL(眼内コンタクトレンズ)は近視や乱視を治療することができます。

監修医師紹介

経歴

  • 2001年

    北海道大学医学部卒業 北海道大学眼科学教室

  • 2003年

    手稲渓仁会病院

  • 2007年

    北海道大学大学院医学研究科卒業 医学博士取得

  • 2008年

    University of Southern California,Doheny Eye Institute留学

  • 2011年

    新宿近視クリニック入職

ICL・レーシック・近視治療・視力矯正をご検討中の皆様へ

新宿近視クリニックが提供している治療は、患者様の大切な目に関する治療となります。当然、ご不安も大きいと思いますが、目の健康に関するプロフェッショナルである眼科専門医が、最も適した治療をご提案させていただきますのでご安心ください。
また、無料で行っているカウンセリングでは、どのようなご質問に対しても眼科専門医が的確にご回答をさせていただきますので、患者様ご自身にも正しい知識を持って頂き、少しでも安心して治療を行っていただくよう心がけております。
診察後、プロとして患者様のためにならないと判断した場合は、治療を望まれても勇気を持ってお断りさせていただきますのでご了承ください。
東京都でICL(眼内コンタクトレンズ)などの治療をご検討されている際は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。