• FBシェア
  • Titterシェア
  • LINEシェア

目が悪くなる原因と主な対策|子ども・大人向け

ICL (眼内コンタクトレンズ)について
詳しくはこちら
ICL手術 ICL手術
「目が悪くなった」と感じるとき、目の中では何が起きているのでしょうか。視力の低下には、ピントを合わせる機能が落ちるケースと、眼球の形そのものが変化しているケースとがあります。

本記事では、視力が低下する仕組み、子ども・大人それぞれの原因、子どもの視力低下に気づくためのサイン、近視の進行を防ぐ対策までを解説します。

「目が悪くなる」ときに目の中で起きていること

目に入った光は通常、角膜・水晶体を通過する過程で曲がり、目の奥にある網膜上で結ばれます。結ばれた像が視神経を通って脳に届くことで、ものが見える仕組みになっています。

ものがよく見えないとき、目の中では「光の像が上手く結ばれない」または「像が網膜よりも手前または奥で結ばれている」といった状態になっています。原因は主に2つで、ピント調節の機能が落ちているケースと、眼球の形が変化しているケースとに分けられます。

目の周辺の筋肉や水晶体の柔軟性が落ちている

近くのものを見続けることによって、毛様体筋と水晶体の柔軟性が低下してピント調節が一時的に機能しにくくなることがあります。

毛様体筋と水晶体は、近くを見るときに毛様体筋が緊張して水晶体が厚くなるという仕組みになっています。近くを見続ける行為が毛様体筋を硬直させて、近視のような症状が起こります。

眼球が前後に伸びて眼軸が長くなっている

眼球はもともと球形をしていますが、遺伝や生活習慣の影響により、成長の過程で前後方向に伸びることがあります。角膜から網膜までの距離(眼軸長)が伸び、目に入った光の像が網膜より手前で結ばれる、いわゆる近視の状態になります。

眼軸長はいちど伸びると元には戻らないため、視力を改善するにはメガネやコンタクトレンズ、またICLやレーシックなどの近視治療手術が必要になります。

【子ども・大人別】視力低下の起こり方・進み方

視力低下の主な仕組みは、子どもと大人とで異なります。子どもの場合は眼軸長の変化、大人は加齢によるピント調節機能の低下が主な要因です。

子どもは成長期に眼軸長が変化しやすい

子どもの近視は、その大半が眼軸長の伸びによる軸性近視です。成長期には身長と同じように眼球も大きくなり、その過程で眼軸が伸びやすくなります。

近視の進行が最も速いのは7〜10歳ごろで、悪化のほとんどは8〜12歳に起こります。発症年齢が低いほど、強い近視に至る確率が上がります。視力低下が発覚した場合、進行を抑えることが対策の中心になります。

大人は毛様体筋や水晶体などの柔軟性が低下しやすい

眼軸長の変化は基本的に成長期に進行するため、大人になってから軸性近視が大きく進行することはありません。主に加齢によるピント調節機能の低下が起こります。

水晶体が硬くなり、また毛様体筋の働きが衰えることで、水晶体の厚みを変える力も弱まります。30代から40代にかけて手元にピントを合わせづらくなる症状が始まります。

視力低下の主な原因

視力が低下する原因は一つではありません。生まれ持った体質、日々の習慣、疲労やストレス、加齢や病気などがあり、それぞれが重なることもあります。

遺伝・体質による影響

視力の低下には、遺伝が関わっています。近視の両親から生まれた子どもは、そうでない場合に比べて近視になる確率が高く、親の近視が強いほど子どもの近視も強くなりやすい傾向があります。

ただし遺伝だけで決まるわけではなく、屋外で過ごす時間の長さや近くを見る作業の量といった環境要因も関係します。両親が近視であっても、生活習慣に配慮することは近視の進行予防につながります。

スマホ・読書など「近くを見続ける」習慣

スマートフォンや読書、勉強など、近くを見続ける作業が長いほど眼軸は伸びやすくなります。また屋外で活動する時間の少なさも、眼軸が伸びる要因となります。近くを見る時間が長い人は屋外時間が短くなりやすく、この組み合わせが近視の進行を早めます。

ストレスや疲れによる一時的な見えにくさ

目の酷使や疲労が重なると、毛様体筋などの機能が弱まり、一時的にものが見えにくくなることがあります。

また子どもの場合、目に異常が見つからないのに視力が出ない「心因性視力障害」が起こることがあります。学校生活や家庭環境のストレスが背景にあると考えられ、ストレスの要因を取り除くことが必要です。

加齢にともなう変化・目の疾患

加齢によって毛様体筋と水晶体の柔軟性が失われると、手元のピント調整が難しくなります。これが老眼で、誰にでも起こります。

一方で視力が急に低下した場合は、病気が隠れている可能性があります。白内障、緑内障、網膜剥離などは、視力低下が病気の兆候として現れますので、視力が急に低下したと感じられたら早めに眼科を受診してください。

子どもの視力低下のサイン

子どもは、見えにくくなっていても自分から訴えないことがあります。保護者が日常のしぐさから気づくことが早期発見につながります。

ものを見るときに目を細める

見えにくさを補う代表的な行為のひとつに、目を細める動作が挙げられます。目に入る光の幅が狭まり、像のぼやけが軽減されるためです。テレビなどを見るときに頻繁に目を細めているなら、見えにくくなっている可能性があります。

テレビなどに近づいて見ようとする

見たいものに近づく行為も、ピントを合わせるための行動です。近視では遠くのものがぼやけるため、対象との距離を詰めて見えやすくしようとします。テレビに顔を寄せる、本を顔に近づけて読むといった行動が続く場合は、視力が低下している可能性があります。

学校の視力検査の結果

学校の視力検査は、子どもの見え方を知る目安になります。0.3、0.7、1.0の3種類の視力表が用いられ、A・B・C・Dの4段階で判定されます。A判定は1.0以上、B判定は0.7〜0.9、C判定は0.3〜0.6、D判定は0.2以下です。

A判定以外は視力低下が進行している可能性があるため、眼科の受診をおすすめします。

視力低下の進行を防ぐための対策

近視の進行は、生活習慣の改善によって抑えられます。屋外で過ごす時間の調整、近くを見るときの環境整備、目を休ませる習慣が対策の柱になります。

屋外で光を浴びる時間を増やす

屋外で過ごす時間を増やすと、眼軸の伸びが抑えられます。特に成長期の子どもに有効とされ、1日あたり2時間が目安になります。30分を4回に分けるなど時間枠を分けても問題ありません。

日光を直接浴びる必要はなく、木陰や建物の影、曇りの日の明るさでも十分で、庭やベランダで過ごす、休み時間に外に出る、公園まで歩くといった活動も有効です。

照明や椅子・デスクなど作業環境を整える

現代の暮らしでは「近くを見る作業をしない」という対策は成り立ちません。作業環境を整えることが現実的な対策で、見るものとの距離・明るさの調整が基本です。

距離は、目と見るものを30cm以上離し、明るさは、読書や書き物で200ルクス以上が必要とされています。

部屋の全体照明ではこの明るさに届かないため、手元を照らすデスクライトの併用がおすすめです。

定期的に遠くを見て、筋肉の緊張をリセットする

近くを見続けると、ピント調節を担う毛様体筋が緊張したままになります。作業の合間に意識して遠くを見る時間をはさみ、筋肉を緩める習慣をつけましょう。

実践しやすい目安が「3つの20」です。20分ごとに手を止め、20秒以上かけて、20feet(約6m)先を見ます。作業に集中していると休憩を忘れるため、タイマーをかけておくと習慣付けがしやすくなります。

見え方に違和感がある場合は早めに検診を受けましょう

視力の低下がゆるやかに進む場合、多くの場合は近視や老眼が起こっています。一方、片目だけ見えない、視野の一部が欠けている、ものがゆがんで見えるなどの症状は、目の病気を疑う必要があります。

見え方に違和感があるときは、放置せずに眼科を受診してください。

まとめ

子どもの近視の多くは軸性近視であり、進行を抑えることが優先的な対策となります。近視が固定した大人の場合は生活習慣を見直しても視力そのものは戻らないため、見えにくさを解消する手段は視力矯正に限られます。

当院では、裸眼で過ごせるようになりたいという方にはICLやレーシックなどの近視治療手術を推奨しております。メガネやコンタクトレンズに煩わしさを感じている方、スポーツ(格闘技などを除く)を快適に楽しみたい方に適しています。

メガネやコンタクトレンズ以外の手段で視力を改善したい方は、お気軽にお問い合わせください。




ICL (眼内コンタクトレンズ)について
詳しくはこちら
ICL手術 ICL手術